袋帯

袋帯はどのように手入れをしたら良いのか

着物を着るときに必ず必要になるものが帯です。帯には袋帯、名古屋帯、半幅帯の3種類がありますが、その中で最も格が高く、主に留袖や訪問着、振袖等の一般的に礼装用と呼ばれる着物に合わせる帯が袋帯です。お祝いの席に使うことが多い帯で、喜びが重なって続くことを願う「二重太鼓」や華やかに飾る「飾り結び」と言った結び方をすることから、3種類の中で一番長さがあり幅も最も広くなっています。使用後の帯をそのまま保管してしまうと汚れなどによるカビや、色あせの原因となってしまうので手入れをすることが必要ですが、着物の手入れ方法は広く知られているものの、帯についてはあまり知られていません。使用後の帯は日光の当たらない所で陰干しし、湿気を取り除き柔らかいブラシでホコリを払っておくことがおすすめです。気になるようなシワがあるときは、アイロンをあてておきましょう。

汚れが付いてしまったときの落し方

袋帯に汚れやシミが付いてしまったら、できるだけ早く処置をすることが大切です。液体ものならばハンカチやティッシュでそっと上から押さえて吸い取らせるようにすることがポイントで、その後ぬるま湯で軽く叩くようにします。汚れが残ってしまった場合は中性洗剤を薄めて布に浸し、軽くつまむようにして汚れを抜き取るように取り除きます。この方法を何度か繰り返しても効果が無い場合は油汚れとなりますので、ベンジンなどの薬品を使用することになりますが、揮発性の高い良質なものを使用することが大切です。布に含ませて叩くようにし、浮き出た汚れを別の布で移し取るようにします。汚れた部分だけではなく、その周囲全体にかけて処置することがポイントです。但し、これは汚れが小さい場合に限ります。大きめの汚れの場合は逆に汚れを広げてしまうことがありますので、家庭で処置はせずに専門業者に依頼するようにしましょう。

帯は家庭で洗濯するべきかどうか

長年使用しているうちに、全体的にうっすらとくすんでくることがあります。袋帯は基本的に洗濯できませんが、最近では「洗える帯」と表示されているものもあります。但し、これは「家庭で洗濯してよい」と言う意味ではなく、クリーニングに出しても大丈夫と言うことなので注意が必要です。同じ帯でも浴衣で使う半幅帯で洗える帯と表示のあるものは家庭でも洗濯できるので問題ありません。クリーニングから帰ってきた帯の保管方法は、和服用のタンスで保管することが望ましいですが、湿気の溜まらない通気性の良いタンスでも大丈夫です。ビニールに入って戻ってきたときはビニールを外して保管するようにしましょう。また、帯が複数ある場合、重ねて保管しておくと湿気が溜まりやすくなるので、年に数回取り出して乾燥させるように心がけましょう。